2015.05.26更新

性格の不一致を原因とする離婚を認めた裁判例として、東京高等裁判所の昭和54年6月21日判決があります(判例時報の937頁に記載されています)。

夫が高水準の知的生活を希望していた一方で、妻は知的なものに対するあこがれや欲求があまりなく、夫が希望するような古典音楽の鑑賞や読書に興味を示さず、教養を

高めるような会話の相手にもならなかったという性格の不一致があった事案です。

このような性格の不一致が原因で口論が絶えず、妻はヒステリー発作を何回も起こしていたようです。そのことが主な原因で15年以上の別居状態が継続しています。

この判決は、「知的水準の高い生活を望む男性を夫にもった妻は(このような夫の希望自体は不当なものでないから)自己の知性を高める

ためできるだけの努力をなすのが夫婦の相互協力義務に合致する」「生活観、人生観はそれそれの本人にとっては価値あるものであるから、その違い(性格の不一致)をもって非難す

ることはできない」として離婚を認めています。

この判決が裁判所の一般的な考え方であるかは断定できませんが、以下のことがいえるように思われます。

1 単なる好悪の感情を超えて生活観や人生観の相違にまで至り、別居期間が長期にわたれば、「性格の不一致」として離婚が認められる。

2 自分の生活観、人生観を持ち、それをパートナーに要求すること自体は違法でない。

投稿者: 横山法律事務所

2015.05.25更新

離婚原因は、浮気や暴力だけではありません。浮気や暴力以外の典型的な離婚原因が「性格の不一致」というものです。

「性格の不一致」とは、生活観や人生観、すなわち生活や人生などに対する基本的な考え方の相違を意味します。

人生観の相違ですので、ただ細かい性格が嫌だとか、その逆に大雑把な性格が嫌だというだけでは足りません。

その人がその人であり続けるための根幹にかかわる考え方が一致しないという意味です。

次回、「性格の不一致」が原因で離婚が認められた裁判例を説明します。

投稿者: 横山法律事務所

2015.05.03更新

よほど公序良俗に反するような場合は除いて、どのような理由でも離婚の理由になります。

問題は、どのような理由かではなく、その理由を的確に表現できるか、どの程度真剣なものか、具体的なエピソードに裏付けられているかど

うかといった要素によって、離婚が認められるか決まります。

次回から具体的な事例について書いていきます。

投稿者: 横山法律事務所

2015.04.27更新

これから離婚コラムをはじめます。

調停や裁判などにかかわることはブログに書いてありますので、そちらを参照してください。

離婚をしようと決意した場合に、もっとも難しいのは、離婚の原因があるかどうかです。

夫婦双方が離婚に同意している場合は問題なく離婚の原因があることになりますが、どちらかが離婚に反対している場合も多くみられます。

このような場合、当然に離婚できるとは限らず、法律では離婚の原因を要求しています。

浮気や暴力がないのに、はたして離婚できるか不安に感じる方も多いでしょう。

これまでの私の経験からいいますと、浮気や暴力がなくても、裁判所に離婚の原因が認められる場合が多く、「簡単に考えすぎてもいけませんが、かなりの確率で離婚は可能である」といえます。

この問題は、大変重要な問題ですので、これから何回かに分けて掲載していこうと思います。

 

 

投稿者: 横山法律事務所

2014.12.19更新

離婚に関するコラムを更新していきます。

投稿者: 横山法律事務所

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